利産 花子

憧れの広告業界でも営業？

大学を卒業して、あこがれの広告業界に飛び込みました。

（ちょうどその時広告業界を舞台にしたドラマがあったからという単純な理由…）

クライアントに広告を企画して、提案して…と夢に描いていたお仕事…

と思いきや、配属されたのは企画営業部とは名ばかりのバリバリの営業セクション。

「なんで私が営業なの？」と泣きました。

テレアポを一日300件する毎日、でもアポも取れない。

飛び込みするけど、だれも話を聞いてくれない…

いやでたまらない毎日でした。

そして、結果は1年半「売上げゼロ」

本当に毎日「辞めたい」と上司に泣き言をいってはなだめられる毎日でした。

当時の上司には感謝しても感謝しきれません。

きっかけは1冊の本

上司から進められた一冊の本に

「自分を受け入れることから世界が開ける」という一文がありました。

自分？営業に自分なんて関係ないじゃん…

と思いながらも、これまで自分という存在を確かめたこともないことに気づきました。

そして、少しづつ、自分を見つめ、受け入れることを試してみました。

相変わらず営業成績はゼロ。

でも、自分を受け入れられるようになって、社内から応援されることが増えて来ました。

電話や飛び込みした見込客さんからも「がんばってね！」と声をかけられるようになりました。

自分と同じように他人も同じように認める

自分を認めて受け入れられるようになってきた私は

自分と対峙する相手、（同僚も恋人もお客様も）に対する態度も変わってきました。

相手を認め、受け入れる。

自然に受け入れができるようになってきた時、突然受注が取れました。

そして…

その後受注が途切れることが無くなったのです！

気づけば全国成績TOP

気がついたら、全国16支店の中で2年間営業成績を独占する、TOP営業になっていました。

その後、社長から声をかけて頂いて、営業支援部署で営業教育マネージャーに就任し、全国の支店の営業セクションをまわり、受け入れる営業の方法を伝えて来ました。

独立して…

営業教育マネージャーになって3年後、営業部署削減で営業支援を行なう部署もなくなることになりました。

ずっと思っていた、「もっと多くの人に受け入れ営業を伝えたい」という思いを社長に伝えると、独立を支援していただけることになり、現在の会社を設立しました。

全国を講演と研修で飛び回る日々

ダメダメ営業だった私も、今では全国を講演や研修で飛び回る日々です。

自信がもてない売れない営業さんに

受け入れ営業をお伝えすることで、ありのままに輝く…

そんな姿を見るのが本当に楽しいです！